信州田舎暮らしへの道

宮田村移住体験談 白石様ご家族

東京都出身の白石賢治さん(40代)の移住体験談です。白石さんは、奥様のみつるさん(50代)、お義母さま(90代)、愛猫2匹で暮らしています。宮田村に移住される前は東京都稲城市にお住まいでした。2017年6月に宮田村に移住されたばかりです。
移住の経緯を教えてください。

移住については数年前から考えていて、色々な地域を見たり、話を聞いたりしていました。参加した移住フェアの宮田村ブースでこちらの希望を伝えたところ、「物件があるので、一度見てみませんか」とお話をいただき、何度か足を運んで決めました。
もともと老後は移住してもいいと考えていたのですが、こんなに早い時期に移住するとは思っていませんでした。これもタイミングだという事でついてきました。
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なぜ宮田村だったのでしょうか。他の市町村は検討しましたか。

特に希望する地域はなかったのですが、自分たちの希望する住まいがあったことが宮田村に移住することの決め手でした。希望は農地付きの物件だったので、何度か足を運んで色々な物件を見ました。宮田村だけでなく、周囲の市町村のセミナーに参加したり様子を見たりして、最終的に宮田村に決めました。

どのように物件を探しましたか。

こちらの希望を担当者に伝えたところ、「ちょうど条件に合う畑付きの物件がある」と紹介をされました。他の物件も見ましたが、家主さんとお話してこちらの希望を伝えたところ、お互いの条件がピッタリだったので、この物件に決めました。

移住までの準備はいかがでしたか。

まずは家の改修から始めました。水回りや床の張替えなど地元の業者さんや友人の力を借りて住環境を整えました。畑も整備が必要でした。村が空き家改修費の補助をしてくれたのも大きいです。仕事も含めて、本格的に生活が始まったのはごく最近ですね。
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移住してみて違いを感じることはありますか。

東京にいたころはマンションだったので、今のような地域でつながるような暮らしではありませんでした。家もそうですが、地域との付き合いが全く違いますね。

移住して困ったことはありますか。

地域の行事が多いと聞いていたので少し心配だったけれど、実際に参加してみるとみなさんとても親切で色々とサポートしてもらっているので、困ったと感じることはありません。
車以外の交通が少ないのが不便だと思いますが、ほとんど車で移動するので今は問題ありません。

初めての冬を迎えるにあたり、不安な事はありますか。

こちらにきて軽トラックを買い足しましたが、冬の運転が心配です。光熱費がどれくらいかかるのかも分からないですし。不凍栓を締める事は今までの生活にない習慣なので、慣れるまでが大変なのかなと思います。けれど、冬のことは覚悟ができているので大丈夫です。

地域との交流はいかがでしょうか。

夏祭りで地域のみなさんに紹介してもらったり、おばあちゃんが敬老会に行ったり、組合の慰労会に参加したりして、楽しくやっています。
移住者で農業をしている方と顔見知りになったり、お互いにつくっている野菜を交換しあったりしています。

仕事はどのようにしていますか。

今は求職中ですが、農業に関する事をしたいので地域の営農組合で稲刈りなどの手伝いをしています。まずは、家族が安心して食べられる分の自給ができる事が目標です。いずれは、直売所などでの販売や食品加工もできたらいいなと考えています。

奥様は最近就職されたそうですが、どのように仕事を探しましたか。

担当の方に紹介していただいて、面接したら即採用となりました。移住担当の方が就職の方も担当されているので、助かりました。通勤は車ですが、片道15分くらいなので、全く問題ありません。

移住してよかったと思うことを教えてください。

宮田村に移住してよかったと思っています。堅苦しいこともないし、地域の方々もよくしてくれます。
言葉がとても優しいです。やさしい口調なので、おばあちゃんもデイサービスに気張らずに出かけています。人柄もとてもよくて、ひとつ質問すると倍以上になって返ってくるような優しさを感じます。猫達もこちらでの暮らしが合っているようで、東京にいるときよりも食欲旺盛になりました。最近は、脱走する歓びを覚えてしまって困っています。
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移住を検討されている方にアドバイスをお願いします。

場所を選ぶのは直感的な要素が強いので、実際に現地に足を運ぶのは大事です。あとは、行動できるかどうかだと思います。移住は人生の中でも大きな転機なので、なかなかすぐに行動に移す事は難しいかもしれませんが、行政の方のサポートもあって決めていく事だと思います。自分たちが「そこで何をやるのか」ということを明確にすることが大切だと思います。

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第13回 ふるさと回帰フェア2017

2017年9月10日(日) 東京都の国際フォーラムにて「第13回2017 ふるさと回帰フェア」が開催されました。今年で13回目の開催となるこのフェアには、北は北海道、南は沖縄まで、全国から339の都道府県および市町村が大集合しました。それぞれのブースでは、移住希望者に向けた相談会が開催されていました。
会場となった東京国際フォーラムは、JR有楽町駅から徒歩1分、JR東京駅から徒歩5分と駅からのアクセスがとてもいい会場です。ふるさと回帰フェアが開催されたホールEは、地下2階にあり、5,000㎡(およそ東京ドームの面積の10分の1)という広大な面積をもっています。天井が吹き抜けになっており、ガラスに囲まれたホールは地下1階のコンコースから内部を見ることができます。開放的で明るいホール内には、参加都道府県、市町村のブースがひしめきあっています。入場料が無料という事もあり、多くの参加者が絶えず会場に出入りしていて、とても賑やかなフェアでした。

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会場に向かうため、エスカレーターを下ると地下とは思えないほど明るく開放的な地下1階ロビーが広がっています。ここには「省庁・企業エリア 地方暮らし応援コーナー」と「ニッポン全国ふるさと市場」が開催されていました。地方暮らし応援コーナーには、JA全農とJA全中による移住に伴い新規就農を考えている方への相談会、全国森林組合連合会によるVRを活用したチェーンソー体験、東京労働局品川ハローワークの求人相談などが開催されていました。文部科学省は、高校生による地方活性化の取り組みSBP(Social Business Project)の発表を行っていました。

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ニッポン全国ふるさと市場は、地域の名産品を販売するスペースとなっており、各地の名産の野菜や果物、加工食品などが並び、移住相談に来た人もそうでない人も足を止めて話を聞いたり、名産品を買い求めたりしていました。長野県からは、長野県町村会、長和町、南相木村、宮田村、小谷村、佐久市の6市町村の参加があり、このふるさと市場では最多の参加となっていました。今が旬のシャインマスカットを美味しそうに食べている家族連れの姿が微笑ましかったです。

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いよいよフェアの本会場に入っていきます。先ほどのロビー同様に明るく広大なホールに参加都道府県や市町村の各ブースがびっしりと設置されています。長野県は甲信越ブロックに属し、甲信越ブロックの参加数は東北ブロックに次いで2番目に多い50市町村の参加がありました。長野県からは、県を含め27市町村の参加があり、甲信越ブロックは参加数のほとんどが長野県ということになります。

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長野県を含め、すべてのブースに共通して言えることは、このふるさと回帰フェアに参加し、実際に相談したり、市町村の話を聞きに来たりする人の数がとても多いということです。フェア開始の10時から終了時刻の16時30分まで会場に人が途切れることはありませんでした。何度か相談に訪れている方もおり、相談ブースの職員と親しげに話している様子もみられました。それぞれの市町村をアピールするために趣向を凝らしたブースづくりもしていました。

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会場の一角に用意されたミニステージでセミナーも開催されました。田舎暮らしライターの山本一典さんによる「地方移住のはじめかた」、全国新規就農相談センター長の黒谷伸さんによる「新規就農のはじめかた」、岐阜県郡上市の輿膳健太さんによる「狩猟生活のはじめかた」、NPO法人Earth Cube Japanの中村功芳さんによる「ゲストハウスのはじめかた」の4つです。どのセミナーも準備された椅子がほぼ満席となり、約100名の参加者が講師の話に耳を傾けていました。
「狩猟生活のはじめかた」では、狩猟を始めるまでの手順や罠・鉄砲の免許取得の難しさを実体験に基づいてお話されました。実際に狩猟をされている方から実体験をたくさん盛り込んだ現場の声を聞くいい機会だったので、皆さん熱心に聞き入っていました。狩猟の免許取得を考えている方も数名参加されていました。猟で獲った獲物を違う地域で出会った漁師や農家の方と物々交換をしているという興味深いお話も伺うことができました。ただ害獣として駆逐するだけでなく、里山を守る者として自然との共生するための活動をされていると熱く語られていました。

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ふるさと回帰フェアには、老若男女さまざまな年代の方々が参加されていました。家族連れの方も多くみられましたが、若い方がお一人で参加されている姿も多く見られました。都会では味わうことのできない田舎暮らしの魅力を感じているのでしょう。
ミニセミナーの講師のほとんどの方が、「移住をするためには、そこで何をするかを決めることが大切」とおっしゃっていました。自分がその地域で何ができるのか、何をしたいのか。そのためには何が必要なのかをしっかりと見極めてから移住をしないと、楽しいはずの移住生活が苦しい思い出になってしまうとのことでした。

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今回このふるさと回帰フェアには、参加者がとても多い事に驚きました。どこかの市町村に偏ることなく、どのブースにも人がいる状態でした。このことから、地方への移住はただのブームではなくなっているのではないかと思います。真剣に自分たちの人生を考えて移住を検討もしくは希望している方が多くいるという事になるのではないでしょうか。インターネットの普及で現地に足を運ばなくても情報が得られる時代に、対面して担当者から話を聞いたり、会場に足を運んだりする様子は移住に対する気持ちの強さが感じられたフェアでした。
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楽園信州移住セミナー「観光地で暮らす」

平成29年8月6日(日)、東京交通会館8階NPO法人ふるさと回帰支援センター(東京都千代田区有楽町2-10-1)にて、「楽園信州移住セミナー」が開催されました。今回のテーマは「観光地で暮らす」。2015年8月に「小石屋旅館」を開業した、東京からの移住者・石坂大輔さん(合同会社ヤドロク 代表)をゲストに迎え、観光地で暮らすことの魅力や移住当初に困ったことなどを大いに語っていただきました。そして、その後は長野県内の各市町村に地元をPRしていただき、個別相談が行われました。

【ゲストトーク:渋温泉・小石屋旅館 石坂さん】

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テレビ番組「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」をご存知ですか。うちの小石屋旅館はその番組で取 り上げてもらったのですが、本当に、長野には東京とは違ったビジネスチャンスがあるなあ、とつくづく感じています。そんな話から始まった石坂さんのゲストトーク。
証券マンだった石坂さんは地獄谷野猿公苑の「スノーモンキー」にビジネスチャンスを見いだし、廃業した「小石屋旅館」を改修。合同会社ヤドロクの代表として、2015年8月、同旅館をリニューアルオープンさせました。石坂さんはこう続けました。

おそらく、東京で旅館を開業しても、テレビで取り上げられることなんてなかったと思います。でも、この長野で開業したから、出川哲朗さんが来てくれました。これって間違いなく、東京にはない長野ならではのビジネスチャンスですよね。

出だしから参加者を惹き付けた石坂さんは、その後の話でも会場の多くの方を頷かせ、感嘆させていました。
「電車通勤という苦痛だった時間が、今ではドライブ・タイムです」
「長野は自然に囲まれています。ですから、東京と比べて、心身ともにのんびりする時間はとりやすいと思います」
そんな言葉に、多くの方が大きく頷いていたものでした。

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一方で、会場の方が非常に驚き、その意外さから複数の方がメモをとる発言もありました。
「田舎暮らし=スローライフという図式は、必ずしも成立しません」という話です。
「観光地として、自然をウリにしています。自然をウリにしているわけですから、自然が相手になることも当然あります。そして、自然は人間の都合など考えてくれませんから、夜中だろうと対応しなければならないことも多々あります。そういったことから、田舎暮らし=スローライフ、は完全に成立する話ではないと思います」そんな石坂さんが、観光地への移住に最もお勧めしていたのが「二拠点居住」です。
石坂さんはこんな話でセミナーを締めくくりました。長野には田舎としての魅力がたくさんあります。何より、自然と共に暮らしている、と感じられることは非常に大きなメリットです。ただ、東京にも魅力はあります。刺激です。特に若いうちは、人はもっと刺激を受けるべきだと思います。そして、それを田舎に還元することが、おそらく心身のバランスをとるのにちょうどいいと思うのです。
実際に、私も観光地である長野と、刺激溢れる東京とに拠点を持ち、本当に充実した日々を送っています。何かを捨てる必要はないと思います。移住にそんな深刻な覚悟は必要ありません。もっと気楽に考えても大丈夫だと思いますよ。

【市町村によるPR】

石坂さんの話の後は、観光地を抱える各市町村が地元のPRをしました。各々5分という短い持ち時間でしたが、それでもそれぞれの土地の魅力が充分に伝わるプレゼンでした。
後の移住体験談でも日曜日に不動産会社を訪れたところ、休業日だったというお話がありました。田舎ならではかもしれませんが、せっかく交通費をかけて行くことなので、参加された方も大きくうなずいていました。
■茅野市
03_chino小平奈緒さんの出身地・茅野市には、観光名所「北八ヶ岳」があります。北八ヶ岳には、吉永小百合さんが出演するCMのロケ地として人気急上昇中の「苔の森」があります。苔の森は本当に美しいところですよ。8月26日には物件見学ツアーがあります。興味のある方は、ご参加してみてはいかがでしょう。
■中野市
04_nakanoうさぎ追いし、かの山♪で始まる唱歌「故郷」。その作者・高野辰之の出身地が中野市です。中野市には「コレ」という目玉的観光名所はありません。しかし、北信州のどの観光地にも手軽にアクセスできる立地条件が整っています。また、長野県で「暮らしやすさNo.1」に選ばれた土地というのも魅力です。
■山内町
05_yamauchi「志賀」「北志賀」「湯田中」「渋」と、観光名所を多く持つ山内町では、主観産業はやはり観光業です。自然ガイドという仕事もあります。ただ、「自然ガイド」と聞くと専門的知識を有する人しかなれないと思われがちですが、体力とやる気があれば全く問題ないそうです。我こそは、と思う方は是非応募してみてください。
■千曲市
06_chikuma東京まで2時間。金沢までも2時間。新幹線延線により非常にアクセスの良くなった千曲市。そんな千曲市の観光エリアは3つに分類できます。杏の里の「東エリア」。棚田などの景観が美しい「西エリア」。温泉などの名所が豊富な「南エリア」。なお、千曲市は起業を推進しており、若い方に多くのチャンスを提供している土地でもあります。

■小諸市
07_komoroまち・やま・いなか。色々な要素をミックスした観光地、それが小諸市です。移住促進動画も充実しています。百聞は一見にしかず。まずはコチラをご覧ください。

 

■小海町
08_koumi「君の名は。」の監督・新海誠さんの出身地として、小海町は最近とても注目を集めている観光地です。魅力は大きく分けて4つあります。星がキレイな別荘地。教育機関・医療機関の充実。包括的な子育て支援。松原湖高原という名所。10月14日、15日には、佐久穂町との合同体験ツアー(一泊二日)もあります。関心のある方はご参加してみはいかがでしょう。
■木曽
09_kiso「開田高原」「御岳山」「中山道・福島宿」「木曽馬」「駒ヶ岳」。多くの観光名所を持つ木曽は、面積476㎢のうち95%が森林という自然豊かな土地です。8月19日には農業体験があります。ふるってご参加ください。

【個別相談】

各市町村のPRが終わったら、自由に個別相談できる時間が設けられていました。皆さんとても熱心にお話ししており、本当に色々と相談に乗ってもらったのでしょう、誰もがとても満足そうな顔をしていました。今回もとても活気のある、充実したセミナーでした。10_a10_b11_chikuma11_chino11_ishizaka11_kiso11_koumi11_nakano11_yamanouchi

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辰野町移住体験談 松口様ご家族

福岡県出身の松口俊三さん(40)の移住体験談です。松口さんは、奥様の聡美さん(40)、お子様4人(16歳、6歳、4歳、1歳)の6人家族です。(16歳の娘さんは現在、福岡にて松口さんのご両親と同居)辰野町に移住される前は、神奈川県相模原市にお住まいでした。2017年3月に辰野町に移住してきたばかりで、漢方整体・エステティックサロン シュシュロサを6月にオープンされました。
移住の経緯を教えてください。

俊三さん― もともと山や自然が好きで、長野県が大好きでした。連休のたびに、白馬・安曇野などに遊びに来ていました。いつかは長野県に住みたいと考えていました。
聡美さん― 私は、「福岡の実家に家を建てて・・・」と考えていましたが、主人の強い思いに負けて(笑)子どもが小学校入学と保育園に入る年齢だったので、このタイミングしかないと思い、移住を決めました。
松口さんご家族

なぜ辰野町だったのでしょうか。他の市町村は検討しましたか?

店をやる事を決めていたので、その条件にあう物件優先で辰野町に決めました。長野県に住みたかったので、市町村へのこだわりはありませんでした。白馬、安曇野、諏訪あたりに住めればいいかなと漠然と考えていました。
辰野町1

自営業はどのように始めたのでしょうか。

俊三さん― もともと実家が商売をやっていることもあり、このまま会社勤めでいいのかと思い始めたのがきっかけです。7年ほど前に脱サラを決め、会社勤めをしながら整体の学校に3年間通って資格をとりました。男性のお客様が来られた時に施術をしていましたが、移住をきっかけに専業にする事を決めました。
聡美さん― 私は神奈川にいるときに、マンションの一室で自宅サロンという形でやっていました。

どのように家をさがしましたか。

当初は新築を予定していたので、インターネットで物件を探したり、福岡の住宅展示場に頻繁に足を運んで、営業の方から情報を得たり、最終的には先に長野に移住した友人に「空き家バンク」という制度がある事を聞いて、現在の物件に決めました。店舗の立地条件、家族構成にみあう自宅の広さ、生活環境などがピッタリで即決しました。

移住までの準備はいかがでしたか。

聡美さん― 2016年の8月に移住を決めたので、とにかく慌ただしい日々でした。リフォームを自分たちで出来る限りやっていたので、何度も通いました。地元のリフォーム業者さんを探すのが少し大変でした。
たまたま、私の友人が辰野出身だったので、友人に色々と聞いて準備をすすめました。

移住前に不安だったことはありますか。

子どもの進学で準備するものが相模原とは全く違ったので、苦労しました。平日は辰野にくることができなかったので、お店に電話で相談して取り置いてもらったり、学校の先生に何度も連絡をいれたりして準備しました。

地域の人たちとの交流について教えてください。

小野地区は地域の行事がとても多く、色々準備しなくてはいけないものがありました。下調べなどを全くして来なかったので、右も左もわからない状況の中で隣のおじいちゃんが、あれもこれもとても親切に準備してくださって無事にお祭りを迎えることができました。
小さな地域なので、移住してきた家族がお店を始めたということが口コミで広がっていて、気軽に話かけてもらったり、お店に足を運んでくださったりしてとてもありがたいと思っています。

移住して良かったと思うことを教えてください。

俊三さん― 良いことの方が多いです。人間らしい生活ができているし、自分に向き合う事もできています。都会にはない地域の結束力は素晴らしく、人のつながりのありがたさを実感しました。ここでの生活は自分のライフスタイルにぴったりだと実感しています。子どもも自然が大好きなので、これからの季節は自然の中で思いっきり遊ぶのがとても楽しみです。
聡美さん― 子どもが自然の中で生き生きと遊んでいるのをみると、本当に移住してよかったと思います。相模原にいた時は、家の中にいる時も、外で遊んでいる時も「気をつけなさい!」と注意してばかりだったのですが、その心配はなくなりました。のびのびとした生活と水と空気が子どもにとてもいい影響を与えてくれています。
辰野町2

移住を検討している方へのアドバイスをお願いします。

移住者の交流会などがあったら、積極的に参加した方がいいと思います。地元の情報を手に入れたり、他の移住者と出会うことで困っていたことが解決したりすることがあります。商売をやっていることもありますが、人と出会うことで自分たちのやっていることが伝えられるので、地域の集まりや飲み会などにも積極的に参加しています。
悩みすぎずにまずは行動をおこすことからすべてが始まると思います。

松口さん、本日はありがとうございました!

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木島平村移住体験談 武田様ご家族

 埼玉県出身の武田靖弘さん(42才)の移住体験談です。武田さんは奥様(千葉県出身)と二人暮らしで、木島平村に移住して7年目を迎えます。現在のご職業は自宅兼オフィスでウェブ関連業務をされている自営業です。  武田さんは、大学卒業後、山ノ内町で8年間、長野市で5年間居住した後、木島平村に移住しました。
移住の経緯を教えてください。

山ノ内町も長野市もアパート住まいだったので、これからずっと家賃を払い続けるよりも自分の家を手に入れたいと思い、物件を探し始めたのがきっかけです。
武田さんご夫妻

なぜ木島平村を選ばれたのでしょうか。

どこの市町村でもよかったのです。
予算などの条件にあった物件が木島平村にありました。
木島平村の魅力は住んでからわかってきた感じです。
木島平村風景

どのように物件を探したのでしょうか?

物件探しをしていた1年くらいは毎日欠かさず不動産サイトを見ていました。須坂市、高山村、松代町などの物件を直接見に行ったりインターネットのストリートビューで見たりして、物件を探しました。

移住をしたことでお仕事に変化はありましたか?

長野市で請け負っている仕事があり、そこに通うのが遠くなったくらいで、特に困ったと感じることはありません。インターネットの遠隔操作の利用で、その場にいなくてもできる事も増えました。取引先の理解もあって大きな変化はなく仕事ができています。

移住前に不安だったことはありますか?

長野県内でも木島平村は豪雪地と聞いていたので、少し雪の不安はありました。でも山ノ内町に住んでいましたしスキーをしに遊びにも来ていたので冬の状況はある程度想像がついてました。

移住後の暮らし方はいかがですか?

非常に満足しています。ここは水は美味しいし、空気もいい、景色もいい。村の人達にも親切にしてもらっています。
道の駅

地域の人たちとの交流についてはいかがでしょうか?

思った以上に地域の方々が親切にしてくださいます。玄関前に野菜がドッサリ置かれていたり、「ついでだから」と言って重機を使って私の家まで雪かきをしてくださったり、「こちらも何かしなくては」という思いが湧いてきます。

移住してよかったと思うことはどんなことですか?

自然の中に暮らしているという実感があります。朝の空気とか水道水の冷たさとかいろんな動物を見かけたりとか。最近は自宅の庭に子キツネが歩いていて、神秘的で感動しました。

移住を検討している方へのアドバイスをお願いします。

気になる移住先があったら実際に自分で予行演習みたいな事をやった方がいいと思います。行ってみる・車を降りて歩いてみる・近所に話を聞いてみる・何度も行くことになるスーパーとかホームセンターとか役場に行ってみる。さらに言えば朝も夜も夏も冬も行ってみるのが理想と思います。
そば

武田さん、ありがとうございました!

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長野県への移住をぶっちゃけ!市町村の自慢&裏トーク

平成29年5月20日(土)に「長野県への移住をぶっちゃけ!市町村の自慢&裏トーク」が東京交通会館8階「ふるさと回帰支援センター」にて開催されました。
東京交通会館は、JR有楽町駅から歩いて1分の場所にあります。ふるさと回帰支援センターは相談員が常駐しており、直接移住に関する話を聞けるとともに、様々な地域の情報がワンフロアに集まっているので、移住を検討している方にはピッタリの場所です。
セミナー当日は約20名の参加者が市町村担当者や移住体験者の話に耳をかたむけていました。
 
「相談員のぶっちゃけ話」でセミナースタートです。
男性相談員は異動のため、3月から東京での生活を始めたところ体重が2kg減少したそうです。東京は生活の中で歩く機会がとても多いと感じており、長野県は主な移動手段が車なので、移住したらもしかすると運動不足になってしまうかもしれませんので身体を動かす習慣づくりをオススメしますと実体験を元にお話されました。

【長野県ってこんなところ】

相談員の方が、長野県の紹介と移住を検討する際に気をつけてほしい点をアドバイスされました。

冬がやはり寒い地域ですが、一年間の寒暖の差が激しいので、四季がハッキリしているため、それぞれの季節のよさを楽しむことができるのが長野県のいいところです。
寒いと言っても人によって寒さの感じ方が違うので、相談に来られる方には「実際の冬を体験してください」と伝えています。
移住したい地域を訪れて、そこで理想の暮らしが実現できるのかを確かめてほしいと思います。

【住まいの情報】

物件探しのコツを不動産探しのプロである長野県宅建協会の方がお話してくださいました。

・インターネットには出していない情報もあるので、足を運んでみる。
・「職場=居住地」とは限らないので、離れた場所も検討してみる。
・不動産会社は日曜休みのところがあるので事前連絡は必須!!

宅建協会

後の移住体験談でも日曜日に不動産会社を訪れたところ、休業日だったというお話がありました。田舎ならではかもしれませんが、せっかく交通費をかけて行くことなので、参加された方も大きくうなずいていました。

【ゲストトーク 先輩移住者の移住体験談】

宮崎健さんは2016年4月に横浜市から須坂市に移住しました。高校教師の経験を活かし、現在も地域の中学校で英語を教えるなど精力的に活動中です。

先輩移住者の移住体験談

宮崎さんが移住を考えたきっかけは、「間もなくくる定年退職」。この後のライフワークを考えた時に「大好きな山があるところでもう一度英語を教えたい。」「若者の国際交流を促進したい。」「自給自足の生活をやってみたい」と思いました。これを実現させるためにはどこだろうかと考え始めました。
参加した就農セミナーで、相談員に率直に「どうしたらよいか」と聞いてみたところ「まずは家を探した方がいい」とアドバイスされたそうです。そこで須坂市の相談ブースに話を聞いてみたそうです。

家探しの第一歩は「これから何をしたいかを考えること」

家探しのコツ!
・自分の目で物件を確かめる。
市町村が行っている空き家ツアーなどを利用する。
・インターネットを活用する
不動産会社のメールマガジンを登録したり、移住したい地域の情報やハローワークを見たりしてとにかく情報を手に入れた。
・地元の人の話を聞く
全く知らない場所で地元の方と知り合いになる事は一番の強みになる。
・ひとめぼれの物件を探す
住んでいると一つ二つ欠点が出てくるけれど、惚れ込んだ物件ならば多少のことには目をつぶる事ができる。後悔しないためにこれは大切。

宮崎さんは現在賃貸物件にお住まいですが、お宅は古民家で10畳のお部屋が4部屋、ダイニングキッチンがリビングと合わせて20畳。古民家でありながら、リフォーム済みでお風呂も最新式でトイレはウォシュレット(実は壊れていたため、改修費用がかかってしまった)これで家賃が4万円!200坪の畑を無料で貸していただいていて、農業もやっているそうです。農業の経験はないですが、ご近所さんの指導により色々な作物を育てています。
家の前にはブドウ畑が広がり、その先には大好きな白馬の山々が見える。天気が良ければ毎日素晴らしい景色が広がる物件を選んで本当によかったとお話してくださいました。

また、横浜では経験した事がない地域のお祭りや年中行事などの日本ならでは文化に触れる事ができてとてもうれしいと田舎暮らしのよさを移住者視線でお話してくださいました。

家探しの第一歩は「これから何をしたいかを考えること」

【参加市町村の魅力紹介】

長野県内から長野市・須高地区(須坂市、小布施町、高山村)、木島平村・小海町・南相木村・飯島町・辰野町・宮田村の担当者の方々が、四季折々の素晴らしい写真を交えながらそれぞれの地域の特徴や移住への取り組みを紹介されました。
南相木村が移住定住のための施設「たまる家」を4500万円かけて築150年の家を改修したという話には会場からどよめきが起こっていました。

参加市町村の魅力紹介参加市町村の魅力紹介

取材を終えて

移住経験者の宮崎さんが、大好きな山の話をされている時の幸せそうなお顔がとても印象的でした。移住をすることで第二の人生を満喫されている事がお話からとても伝わってきました。「これからの人生をどうしたいか」を考え、決断して行動する。その大切さがセミナーに参加された方々にしっかりと伝わっていたと思います。
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ぐるっとながの無料移住相談会‘17春(東京)

平成29年4月7日(金)、8日(土)に「ぐるっとながの無料移住相談会‘17春」が東京・八重洲にある移住・交流情報ガーデンにて開催されました。
移住相談で最も多い質問である「仕事」のことにフォーカスして先輩移住者の経験談や職業相談のプロフェッショナルによる長野県のお仕事事情などが紹介されました。
会場には、市町村の担当者による個別相談会も同時開催されました。移住・交流情報ガーデンは、東京駅八重洲口から徒歩3分ほどの場所にあります。相談コーナーでは、移住、就農、仕事などに関する事を相談員に直接聞くことができ、パソコンでの情報検索も可能です。また、地域資料閲覧コーナーでは、自治体のパンフレットを自由に見ることができます。セミナーコーナーでは、様々な自治体が移住セミナーをさかんに開催しています。


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【先輩移住者の体験談】遠藤和之さん

遠藤和之さんは、東京都港区出身で2015年に長野市へ移住しました。知り合いの結婚式でたまたま席が一緒になった現職の代表とのご縁により長野市で仕事をする事になったそうです。これがなければ、縁もゆかりもない長野市に移住し働くという選択肢は人生の中に全くなかったとのこと。東京で生まれ育った遠藤さんが長野市に移住して1年経った今、感じた事を5つに分けて紹介してくださいました。

1.ビジネスとプライベートのバランスがとりやすい。
2.家賃が安い。一戸建てをもつという選択肢がある。
3.車が持てる。駐車場代が安い。
4.犯罪が少ない。
5.実は東京が近い。

東京での生活経験がある渡辺さんは、家賃や駐車場代などの固定費を比較したり、自然豊かな長野では仕事でのストレス解消されやすい事を伝えたりと移住体験者の生の声を伝えてくださいました。東京と比べると平均年収が低い長野県ですが、固定費がかからない事で生活水準をそれほど下げる事なく生活ができるそうです。都心での駐車場代が1ヶ月5万円というお話には、会場からはどよめきがあがりました。
「移住=田舎暮らし」というイメージがあるけれど、それだけではなく「地方都市で生活する」という選択肢もあると力強く経験談を語ってくださいました。OLYMPUS DIGITAL CAMERA

【先輩移住者の体験談】浅山和樹さん

浅山和樹さんは、長野県木曽郡出身。進学・就職で25年ほど首都圏にて過ごした後、「雪に囲まれて暮らしたい」という思いから2016年信濃町に移住しました。現在は、地域おこし協力隊として活躍されています。浅山さんは「田舎ぐらしあるある」を紹介してくださいました。
・朝が早い
雪の季節には、雪かきをしてから仕事に行かなくてはならないので、その時間を逆算して起きなくてはならない。
・時間に適当(いい意味で)
ご高齢の方が多いせいか、地域の特性なのか30分前には作業開始というのが慣例のようになっている。
・「おすそわけ」の量がちょっと普通ではない。
野菜を作っている方が周りにいるので、色々な種類の野菜を大量にいただいてしまって困ることがよくある。
・近い、遠いは距離ではなく「時間」で判断する。
首都圏では片道50kmというととてつもない時間がかかりそうだけれど、田舎では1時間ほどで移動できてしまうため、このくらいの距離は「近い」という判断になる。

浅山さんは、「せっかく移住するならば、自分たちが叶えたいライフスタイルで生活するのが一番」とご自身の経験から熱く語られていました。

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【おしごとながの案内】横地容子さん

横地さんは、産業カウンセラーで長野の雇用状況を伝えつつ、仕事探しに関するカウセリングを行っています。仕事を探す際に必要なことは、「経験の棚卸し」をすることです。自分の今までの経験を活かす職種に出会うためには、選択肢を広げることで大きな可能性があります。専門家に相談することで、自分では気づくことのできなかった可能性が見つかることがあるので、ぜひ相談をしてほしいとのことでした。
また、長野市周辺市町村の就職情報検索サイト「おしごとながの」の紹介がありました。ハローワークには掲載されていない求人情報や企業情報が多く掲載されています。

おしごとながの http://oshigoto.nagano.jp

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相談に来られていた男性にお話を伺いました。

初参加の感想をお聞かせください。

移住セミナーに参加するのは今回が初めてです。自分が移住を希望する市町村の担当者に直接話を聞けることはとてもいいと思いました。話をしているうちに疑問に思うことがあっても、その場で質問することができますし。今日も、いくつか質問を用意してきましたが、その8割は解決することができました。あとは、現地にいって住居と仕事を探すだけです。

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取材を終えて

セミナー初参加の男性は、すぐにでも現地に行って行動し、できるだけ早く長野に移住したいと話してくださいました。市町村の担当者に熱心に相談をしており、不安に思っていたことが解消されたようです。セミナー後半では、晴れやかなお顔で参加されていました。
インターネットで調べるだけでは分からないフレッシュな現地情報が手に入る移住セミナーは、移住を検討されている方には多く参加していただき、ご自分に合った移住先を見つけていただきたいと思いました。
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小布施町へ移住をお考えの方へ

小布施町は、長野県北部の長野盆地に位置する自然豊かな農村地帯です。人口は1万2千人ほどで、町役場を中心に半径2kmの範囲にほとんどの集落が入る小さな町です。小布施栗の産地として注目されています。 小布施町役場企画政策課の宮崎様と定住移住コーディネーターの中田様に移住への取り組みについてお話を伺いました
小布施町への移住相談はどのくらいありますか?

年間で70件ほどの相談を受けます。ほとんどが首都圏で行う移住セミナーでの個別相談になります。そこで年に2回ほど開催しているツアーのご紹介をして、実際に小布施に来ていただくというのが多いですね。
ツアーはどのような内容で開催していますか?

体験ツアーと空き家ツアーを行っています。(28年度)
体験ツアーは一泊二日で、町内を巡って地元の方々との交流をしていただきます。ここで、小布施のリアルライフが伝わるようにしています。二日目は物件めぐりです。大体5,6軒の空き家をご紹介しています。まだまだ物件数は少ないのですが、空き家や空き店舗の情報を収集しているところです。
空き家ツアーは半日で、物件探しのためだけにご用意しています。

栗畑

小布施町での暮らし方はどのようになるでしょうか。

小布施への移住は、「のんびり田舎暮らし」というよりは、「アクティブ田舎暮らし」になると思います。7月には小布施ミニマラソンという町内を見ながら楽しく走るマラソンがあります。これには、町民が1万人のところ、8千人の参加者が集まります。その他には、ボルダリングやオールシーズン対応のジャンプ台などがあります。最近では、ドイツ発祥のニュースポーツ「スラックライン」がとても有名です。
また、地域でのイベントも多く開催されており、毎月どこかの地域でイベントをやっているような状態です。地域活動とはまた違う町民の交流の場となっています。
移住されてくる方は、こうしたイベントやスポーツイベントに参加することで地域とのつながりを持ちやすくなるのではないかと思います。

スラックライン

また、「小布施若者会議」という若い世代を中心としたこれからの小布施町の未来を議論する場があります。そこで、移住定住に関する話し合いが持たれたり、まちづくりの議論が活発に行われたりしています。若い世代や大学と連携したまちづくりが展開されているので、この会議への参加も新しい出会いのきっかけになるのではないでしょうか。

ボルダリング

中田さんは平成28年から移住定住コーディネーターを委託されているとのことですが、どのような活動をされていますか?

主な活動は、長野県主催の移住セミナーへの参加、ツアーの企画、空き家物件の情報収集、建築関係の仕事をしている関係もあり、物件契約のサポートもしています。
移住定住促進と地元コミュニティを今より活発にしたいと考えており、最近空き物件をリノベーションしてコミュニティハウスの管理を始めました。地元で活動している工芸家の作品展や各種イベント、キッチンも用意しているので、ママ友が集まることもできます。移住をされた方が地元で友達を増やして、快適な小布施ライフを楽しんでもらえる場所にしていきたいと思っています。

コミュニティハウス

移住に関する支援はどのようなものがありますか?

新規就農を検討される方には、就農支援制度があります。45歳未満で独立・自営就農する農業者に対し、農業を始めてから経営が安定するまでの就農初期段階に年間最大150万円を給付する「経営開始型事業」を実施しています。農地を借りたいという方にも情報を提供しています。
移住定住に関しては、現在「小布施移住サポート会議」というサイトを立ち上げて、仕事、物件、イベントなどの情報提供をしていますので、ぜひご覧いただければと思います。

中田さん

取材を終えて

小布施町役場の周りには商店街や観光施設がギュッと集まっていました。車でちょっと走ると栗畑や果樹園が一面に広がり、一気に雰囲気が変わります。夕方のお寺ではスラックラインをしている学生や友達と遊んでいる小学生がいました。子どもがきっかけで親もスラックラインを始めた方が多くいるそうです。コンパクトな町だからこその暮らし方、楽しみ方がたくさんあるのだろうと思いました。
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東御市へ移住をお考えの方へ

 東御(とうみ)市は、平成16年に小県郡東部町と北佐久郡北御牧村が合併して誕生しました。長野県の東部にあり、都心から約1時間30分とアクセスもよく、「ほどよく田舎」な新しい市です。移住の取り組みについて、東御市役所地域づくり・移住定住支援室の曽根川様にお話を伺いました。
東御市役所

東御市への移住状況はどのようになっていますか?

東御市に移住希望者の中に「ワイナリーをやりたい」という方がいるのが大きな特徴だと思います。ワイナリー経営をされている方はほとんどが移住者だと思います。
東御市には5軒のワイナリーがあります。
また、千曲川ワインアカデミーというブドウ栽培、ワイン醸造、ワイナリー起業・経営について学ぶ日本で初めての民間ワインアカデミーがあります。
また、セカンドライフを田舎で過ごそうとゲストハウスを始めたり、カフェなどの店舗経営をしたり、起業をするために移住される方も多くいます。

ブドウ棚と八ヶ岳

移住に関する相談はどのような内容がありますか?

幅広い年齢の方から移住相談を受けます。お若いご夫婦からは、「自然豊かな環境で子育てをしたい」というご相談を受けました。また、田舎暮らしをするにあたり、東御市を実際に見てみて冬の積雪が少なく見晴らしもよく日当たりもいいということを知ったので、ここに決めたという方がいらっしゃいます。
相談会などは設けていますか?

夏と冬に東御市を体験していただくツアーを企画しています。夏は「夏のとうみはどのくらい暑いのかを知るツアー」、冬は「冬のとうみはどのくらい寒いのかを知るツアー」です。ツアーでは、空き家バンク物件見学や市内スポット巡り、定住アドバイザーとの懇談がありますので、住居の探し方や移住の経験談を聞くことができます。
3月25日には、市内にあるコワーキングスペースえべやで、「移住者交流会 MOVE!103会」を開催します。
また、東京や大阪などで開催される移住セミナーにも参加しています。

移住者交流会

定住アドバイザーとはどんな方ですか?

定住アドバイザーは、平成27年度から始まった試みで、市が募集した移住経験者の方々です。千葉県、神奈川県などさまざまな土地から東御市に移住されてきています。この方たちから、移住経験談を聞くことで、頭に思い描いていた「移住」というものがより身近に感じられると思います。
定住アドバイザーの方々には「マイナスポイントを正直にお話してください」とお願いしています。田舎での生活は必ずしもいいことばかりではありません。ご近所づきあいや行事への参加など避けては通れない事もあります。東御で生活するからには、いいことも悪いこともまるごと知った上で移住してほしいと思います。
ツアーに参加された移住希望者からは、定住アドバイザーから話を聞いて、地域への愛が感じられたといううれしい感想を聞くことができました。また、おぼろげだった移住というものが生活として実感が沸いたという感想も寄せられました。

東御市資料

移住希望者への支援はありますか?

移住相談に来られた方に、芸術むら公園にあるコテージでの宿泊を特別料金でご用意しています。物件やお仕事探しのため1週間宿泊される方もいらっしゃいます。東御市の事を知っていただくために、あなたのためだけの「とうみツアー」で市内をご案内します。また、定住アドバイザーを紹介し、実際の移住生活を生の声として聞くことができます。
新規就農希望者には、就農支援として里親制度などを用意しています。今では長野県の制度となっていますが、東御市はこの制度をいち早く取り入れて、新規就農支援を行ってきました。
最後に、移住希望者の方にアドバイスをお願いします。

長野県は77の市町村があるので、ぜひ色々なところを見てください。移住は人生の中でも大きな決断ですし、できれば失敗してほしくないです。
東御市は有名な市ではないと思います。セミナーで東御市を初めて聞いたという方もいらっしゃいます。有名な市ではないけれど、コンパクトな市で「ほどよく田舎」な住みやすい市です。東御市移住・定住ポータルサイト「とうみぐらし」を開設しています。基本情報から、移住者インタビューなどがたくさんありますので、ぜひご覧ください。
とうみぐらし http://iju.city.tomi.nagano.jp

曽根川さん

取材を終えて

東御市は長野県内でも自然派カフェスポットが増えているという話題の場所だと聞いていましたが、そのカフェ経営は移住者の方が多くされているそうです。市の中心地から20分程度車で移動すると、ブドウ畑が一面に広がる農村風景に変わります。「ほどよく田舎」の東御市にはゆっくりとした時間が流れていました。

海野宿

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安曇野市へ移住をお考えの方へ

安曇野市は平成17年に豊科町・穂高町・三郷村・堀金村・明科町の5市町村が合併した人口約98,000人の市です。市の西部には北アルプス連峰が連なる山岳地帯で、燕岳・常念岳などの3,000メートル級の山々があります。 平成27年5月に新庁舎になったばかりの安曇野市役所政策経営課・安曇野暮らし支援協議会の北条さんと地域おこし協力隊の高尾さんに安曇野市の移住への取り組みをお聞きしました。
安曇野市役所

移住に関する取り組みを教えてください。

安曇野市の移住支援は、ふるさとづくり応援団というNPO法人から始まりました。平成25年から市が主体となって、共に移住支援をしています。移住に関する問い合わせは、メール・電話・来庁合わせて毎年100件ほどあります。特に観光シーズンであるゴールデンウィークや10月・11月に観光と合わせて相談に訪れたり、物件を探したりする方が多くなっています。
移住に関しては、平成28年に「安曇野へ移住!」という移住情報の公式サイトを開設しました。(http://azumino-ijyu.jp/)また、初めての試みとして「冬の安曇野体験会」を開催します。そこでは、不動産の視察や移住者や地元の方との交流会を企画しています。
独自の取り組みとして「おためし住宅」を整備して、移住希望の方に短期滞在の住居を提供しています。

安曇野市役所屋上より

おためし住宅について詳しく教えてください。

おためし住宅は平成28年4月から開始しました。実際に安曇野で生活体験をすることで、安曇野のいいところ、課題になるところを知っていただきたいと考えています。1日2,000円の貸付料で、最大7日間利用することができます。(利用には条件がありますので、詳しくはお問い合わせください。)移住を検討している方は滞在中に不動産めぐりをしたり、仕事を探したりしています。この住宅は、中心部から少し離れたところにありますので、田舎暮らしを体験するには最適だと思います。
私どもがお勧めしているのは、「必ず冬に利用してください。」ということです。やはり、言葉だけで「雪かきがあります。」「雪道の運転はできますか。」「寒いときには水道管が凍りますよ。」などと伝えても実際に体験してもらわないと長野県の冬の厳しさや備えが必要だということはわからないと思います。ですから、冬におためし住宅を利用し、安曇野でのリアルライフを体験していただくのは移住を考えるにあたり重要な事だと思います。「観光」と「暮らす」では大きな違いがありますから、移住を検討される方にはしっかりと伝えるようにしています。
平成29年1月時点で、11組22名の利用があり、その中で4組が実際に移住、もしくは移住準備が進んでいる状態です。

おためし住宅

仕事や住居はどのように探せばよいでしょうか。

安曇野暮らし支援協議会は、市が主体となっていますが、その他に宅建協会や商工会、ハローワークなどが連携した協議会となっています。協議会の窓口である政策経営課にお越しいただければ、相談内容によってどこに行ったらいいのかをお伝えすることができます。また、移住経験者の方との連携もとれているので、経験者に移住相談をすることも可能です。

安曇野市役所

実際に大阪から安曇野に移住した地域おこし協力隊の高尾さんに移住体験を伺いました。

先日、初めて水道管が凍るというのを体験しました。セミナーで話には聞いていたのですが、「本当に凍るんだ」と驚きました。
安曇野市の移住セミナーでは、敢えて冬のマイナス面をキチンと伝えているというのが印象的です。他のセミナーにも出席しましたが、ここまでのところはあまりお目にかかったことがありません。
大阪とは違う地域の特性があるので、これから地域の方々と交流を深めていって、安曇野をもっと知って、移住者だからこそ安曇野の良さをしっかりと伝えていきたいです。談内容によってどこに行ったらいいのかをお伝えすることができます。また、移住経験者の方との連携もとれているので、経験者に移住相談をすることも可能です。

協力隊 高尾さん

取材を終えて

「観光と暮らすことは違う」という担当の方の言葉には正直驚かされました。有名な観光地であるがゆえに、いい部分だけを見て移住したいと考える方にも「暮らし」としての安曇野市を誠実にお伝えしているのが感じられました。
移住を検討される方が一番知りたいのは、移住体験談なのではないでしょうか。安曇野市の移住経験者の方は、相談にのってほしいという話を持ちかけると、「いいよ。家で話をするから、遊びにくるように伝えて。」とまるで家族のように受け入れてくれるそうです。
行政と民間が手を取り合って、あたたかく移住希望者を迎えてくれる。安曇野の風景のような懐の深さを感じることができました。
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